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グロリアスハーツ 淡路帆希 ★★★★★★★★☆☆(8.0)A-

グロリアスハーツ (富士見ファンタジア文庫)グロリアスハーツ (富士見ファンタジア文庫)
(2012/03/17)
淡路 帆希

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播磨灘物語(三) 司馬遼太郎 ★★★★★★★★☆☆(8.0)A-

新装版 播磨灘物語(3) (講談社文庫)新装版 播磨灘物語(3) (講談社文庫)
(2004/01/16)
司馬 遼太郎
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「自分に似た者が、この世に一人はいる。わしの場合はそれがささえだった」

竹中半兵衛の才能は、栄達への野心を捨てたところに息づいていた。錯綜した敵味方の物理的状況や心理的状況を考え続けて、ついに一転の結論を見出すには、水のように澄明な心事をつねにもっていなければならない、と官兵衛はつねに考えている。
囚われることは物の判断にとって最悪のことであり、さらには囚われることの最大のものは私念といっていい。それを捨ててかかることは、領土欲や栄達欲が活動のばねになっている小領主あがりの武士にはなしがたいことである。しかし半兵衛は奇跡のように、その心事をつねに、平然と保っていた。
官兵衛はかならずしも半兵衛ほどに澄明な心事をもちえているとは思わないが、しかし自分の心映えや志すところが半兵衛に酷似していることにつねづね驚き、
(こういう変物は、この世で自分だけではない)
ということで、時に淋しさからまぬがれ、また安堵の気持ちも持ち、あるいは支えのようなものになってきた。

VS!! ―正義の味方を倒すには― 和泉弐式 ★★★★★★★★★☆(9.0)A+

VS!!―正義の味方を倒すには (電撃文庫)VS!!―正義の味方を倒すには (電撃文庫)
(2012/01/07)
和泉 弐式

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本能は彼に語りかけてくる。
次こそは。

六回目も七回目もやはり負けた。仲間も大勢消えていった。
悲しくはなかった。ただ悔しかった。長く生きれば生きるほど、自分の無力さを知るだけだった。なぜ私は生きているんだと自問したことも少なくない。
だからこそ、21号の戦歴に気がついた時には驚いた。彼もまた、己の無力を噛みしめてきた戦闘員なのだ。幾度と無く仲間の死を見てきたことだろう。死んだものと同じ名を持つ、新たなホムンクルスを見てきたことだろう。それがどんな気持ちなのか、戦闘員1号が知っている。

0能者ミナト 葉山透 ★★★★★★★★☆☆(8.0)A-

0能者ミナト (メディアワークス文庫)0能者ミナト (メディアワークス文庫)
(2011/02/25)
葉山 透

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「たとえば恋愛成就なんて最たる呪いの一つだ」
「好きな人と結ばれたいと願うことの、どこが呪いなんですか?」
「願いをかけられた相手にその気がなかったらどうなる?もし神様がきまぐれにかなえてやったら、そいつはつきあいたくもない相手とつきあうってことになる」

「他の一般的な願いでは受験の合格があるな。自分が受かるってことは、誰かがかわりに落ちるってことだ。必勝祈願も商売繁盛もそうだ。ライバルは蹴落とされる」「願いなんて直接的にしろ間接的にしろ、誰かを不幸にするってことなんだよ。願いだって呪いだってかなえば成就っていうだろ。本質は一緒だ」
「無病息災は?」
「医者が失業するじゃないか。しかもそう言うのに限って長生きして欲しくない人間が長生きするもんだ。ま、さすがにそれを呪いというほど俺も意地は悪くないがな」

播磨灘物語(二) 司馬遼太郎 ★★★★★★★☆☆☆(7.0)B+

新装版 播磨灘物語(2) (講談社文庫)新装版 播磨灘物語(2) (講談社文庫)
(2004/01/16)
司馬 遼太郎

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竹中半兵衛に対し、天下がほしいか、と問いかければ、かれは即座に欲しくないと答えるに違いない。
官兵衛はこの点、違っているであろう。かれはしばらく考えて、なによりも自然にまかせる、自分に稀有な運があり、それが自然にめぐってくるとすれば天下人になってもかまわない、と答えるに違いなかった。両者の相違はその程度といっていい。

さらに官兵衛のために言葉を費やせば、天下構想に至るまでの大小の芸を自分は生涯をかけてしてみたいだけであり、それが自分の目的である、そのあげくのはてに天下が自分の足元に転がり込んでくればひろってもよく、無論転がり込んでこなくても元々であり、自分の人生はそれなりに充足している、元来、天下の主になれるというのは天の意志としか言いようのない無数の条件の積み重なりがなければならないが、その天の意志までは自分は足掻いて求めようとはしない、と言う所であるであろう。

2012年2月のおすすめ

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【雑記】まじこいS ALLCLEAR





トイウコトデ
まじこいS、全ルート攻略終了しました。(たぶん
ALLCLEARと出ていたので、恐らく全てのルートをクリア出来たのでしょう。
こういうゲームで全ルート攻略したゲームは本当に久しぶりで、自分でも驚いているんですけど、予想以上に面白かったのとエロかったのが原因かな。
ネタ豊富でよく笑わせてもらいました。

次回からは普通に小説の感想に戻ります。

万能鑑定士Qの事件簿4 松岡圭祐 ★★★★★★★★☆☆(8.0)A-

万能鑑定士Qの事件簿IV (角川文庫)万能鑑定士Qの事件簿IV (角川文庫)
(2010/06/23)
松岡 圭祐

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「彼らのようなタイプは、異性に対し免疫がないうえに、過度の幻想を抱きがちだ。異性と知り合いになったら、即恋人の関係に発展すると信じがちなんだ」

「そうだよ」「キモオタでも相手してくれる美人と出会って、すっかり恋人気分なんだよ。茅根さんは自分の恋人を鯉淵さんに披露してるつもりだし、鯉淵さんのほうは、茅根さんから自分にあう女性を紹介されたと思い込んでる」

「小笠原さんの分析はこのうえなく正しい。そもそも恋愛というものがどんな過程を経るもので、どのような意味を持つのか、彼らにはよく分からないんだ。だから映画で観た幻想を鵜呑みにする。自分のすべてを容認してくれる美しい女性が現れるのを待っている。彼らは意識的、あるいは無意識的に、現状をその幻想に引き寄せようとしているんだ」

 ※感想にネタバレあり注意

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